2024年1月1日に発生した「能登半島地震」によって、多くの方が影響を受けました。
昭和西川では、生活がままならない状況でも、日々の健康を支える睡眠を少しでも良くしていただきたい、睡眠を通して少しでも未来への活力を取り戻していただきたいとの想いから、9月3日(火)の「睡眠の日」に、代表取締役社長の齊藤を中心に、枕づくりのプロである「枕マイスター」の15名の社員がボランティアとして現地に向かい、輪島市の公民館でオーダーメイド枕190個を無料で提供する支援活動を行いました。
多くの方が早朝から公民館に並んでくださり、予定していた10時の開始時間より前の7時から並んでくださった方もいました。150個の枕を用意していたのですが、予想以上に多くの方が来てくださり、急遽、後日配送分として40個を追加で作成することとなりました。
現地に向かう中、震災から8ヶ月が経ってもなお、多くの家が倒壊したままの状況で、瓦礫はまとめてあるものの、車が家に潰されているお家をいくつも目の当たりにしました。道路も一部が陥没していたり、崖が崩れたままだったりと、いまだ厳しい状況が続いていました。
輪島市に住む女性からは、地震ではほとんどの家が倒壊し、残っているのはわずか2-3軒だけという悲惨な状況を聞きました。生きていることが奇跡のような状況の中、「ようやく寝られる、寝られない状況を改善できる」と涙ながらに喜んでいただけたことがとても印象に残っております。
支援活動には「ミス・ワールド・ジャパン」ファイナリストの石川県出身の若林優美果さんも参加してくださり、地域の方々との交流を深めることができました。若林さんは、ご自身も被災されながらも、現在も復興支援活動をされています。また、若林さんのお父様は被災から今までずっと、能登にくる報道陣のドライバーとして支援を続けてこられたとのことで、現地の実情や道路事情など、昭和西川の今回の支援活動においても尽力していただきました。
今回、オーダーメイド枕をおつくりできたのは、ほんの一部の方へとなりましたが、被災された方が少しでも安心して眠りについていただければと考えています。
また、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。