この冬は寒暖差が激しく、12月だというのに沖縄で27℃を超えるということが起こりました。
真夏には、毎年のように最高気温が上がるので、熱中症については様々な対策が取られており、今年開催される、オリンピックのマラソンコース決定にも影響を与えました。
さて、今回は、寒い季節の睡眠時に関する「快適な温度」について考えていきましょう。
真夏には、毎年のように最高気温が上がるので、熱中症については様々な対策が取られており、今年開催される、オリンピックのマラソンコース決定にも影響を与えました。
さて、今回は、寒い季節の睡眠時に関する「快適な温度」について考えていきましょう。
まずは体温です。人の体温にはリズムがあり早朝が一番低く、夕方から夜にかけて一番高くなり、また朝に向けて下がってくるという1~1.5℃の幅でコサインカーブを描く日内変動があります。睡眠時は体温が下がっていくというリズムです。
睡眠環境における温度研究では、冬の入眠時には室温17℃前後が良いと報告されています。気温が低く空気が冷たいと、呼吸によって肺の温度が下がり、体温が必要以上に下がりすぎてしまう可能性がでてきます。
空気が冷たいと感じたら、エアコンやオイルヒーターなどで、少し温めると良いでしょう。
ふとんの中(寝床内)の温度は、32℃前後(Tシャツ1枚で快適に過ごせるくらいの温度)が良いと報告されています。電気毛布などで温めすぎると、汗をかいてしまい、寝床内の湿度が上がるため、亜熱帯のような環境になってしまうこともあります。電気毛布などを利用する時は、タイマーなどを利用して、眠る前にスイッチを切るようにしておくことをおススメします。
また、掛けふとんは、軽くて暖かい「羽毛ふとん」が理想的。冬用のシーツは、保温性の高いものが良いでしょう。
寒い夜は、ボアなどの温かい肌触りのシーツや、ウールなど保温性の高い敷パッドを使用することで、寝床内温度が保たれるでしょう。
以上のようなことを工夫することで、睡眠環境を整えることができます。
快適な温度環境で、良い睡眠を確保し、寒い季節でも体調管理をしていきましょう。