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眠りのお話

nemurinoohanashi

体内時計を整える

読書の秋、スポーツの秋、そして睡眠の秋。秋は一年の内で一番良い季節と感じる人も多いのではないでしょうか。
アクティブに過ごすには最適な季節かもしれませんが、身体は疲れて、週末についつい「朝寝坊」してしまうなんてことも多いのでは。

睡眠時間をとっているのに、なぜか眠い、疲れが抜けない、と感じる人の多くは起床時間がずれて起こる「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)」かもしれません。体内時計が乱れて「リズム」がうまく作れていないのかもしれません。

毎朝7時に起きている人が週末になると10時に起きる。
起きる時間が3時間もずれるということは、どのような状態なのでしょうか。
仮に週末の2日間10時に起きるということをすると、「インドに旅行して月曜には日本で仕事しているようなもの」で、日本にいながら「時差ボケ」状態になってしまうということなのです。

睡眠時間が足りないので休日に長く寝たい。気持ちは良く分かります。問題は、不足している時間の補い方にあります。

朝寝坊するのではなく、朝はいつも通りに起きて「体内時計」のスイッチを入れることでリズムをつくり、「昼寝」をして不足を補うか、平日に少しだけ早くベッドに入り、不足している睡眠時間を毎日少しずつ補っていくという方法を試してみてはいかがでしょうか。

人には約24時間のリズムがあり、体温にも朝は低く午後から夜にかけて高くなり、、明け方に向けてまた下がってくる、というリズムがあります。人は無意識のうちにリズムを刻んで生きています。

リズムを崩さないように過ごすことで、より体調も整えやすくなります。
今秋はリズムを意識してアクティブに過ごしてみてはいかがでしょうか。